どうも、ひろです。
最近「Claudeにゲーム作らせたらどこまでできるんだろう?」と思い立って、試しにテトリスっぽいゲームを作らせてみました。
ちなみに自分は、高校でプログラムの基礎をサラッと勉強した程度で、ゲームを作るのは始めてです。
指示は最小限。AIに丸投げして、出てきた問題をどんどん修正させていくスタイルです。結果的にAIが自動でプレイするモード付きのスマホゲームが完成しましたが、道中なかなかトラブルもあって面白かったので記録しておきます。
ここからダウンロードできます。

作ったもの
シングルHTMLファイルで動く「BLOCK DROP」というテトリスライクゲームです。特徴はこちら。
- スマホのブラウザで動く(ダウンロードしてオフラインでもOK)
- タッチ操作・スワイプ操作対応
- ゴースト表示(落下先の薄い表示)
- AIが自動でプレイする「AIモード」付き
- AIスピード調整スライダー
制作の流れ
Step 1:一発目の指示
最初の指示はシンプルでした。
「テトリスみたいなスマホ用ゲーム作って。AIモードで自動操作機能付き。」
これだけ。
Claudeは数分でゲームのHTMLを生成してくれました。7種のブロック・ゴースト表示・ハードドロップ・ウォールキックまで実装されていて、土台としては十分な出来でした。
AIモードの自動プレイも実装済み。使っている手法は「評価関数ベースの全探索」というやつで、全回転×全横位置の組み合わせを試してスコアが一番高い置き方を選ぶ、古典的なテトリスAIです。
Step 2:画面がはみ出す問題
スマホで開いてみたらこんな感じでした。

フィールドの右側に SCORE / LEVEL / LINES / NEXT を並べたサイドパネルがあるのですが、横幅が足りなくてはみ出していました。
修正指示:
「サイズが大きくて画面はみ出す」
Claudeはサイドパネルのレイアウトを廃止して、SCORE・LEVEL・LINES・NEXTをフィールドの上に横一列で並べるデザインに変更。フィールドが画面幅いっぱいに広がるようになりました。
Step 3:今度は操作ボタンが消える問題
横幅は解決したものの、今度は縦が長すぎて操作ボタンが画面外に飛び出していました。

修正指示:
「下の操作盤がはみ出てる」
ここでClaudeが取った解決策が賢くて、
- 画面の縦幅(
window.innerHeight)を取得 - ヘッダー・情報バー・ボタンの高さを引いた「残り縦幅」を計算
- フィールドのセルサイズを「横幅基準」と「縦幅基準」の小さい方に合わせる
という動的リサイズロジックを実装しました。これで全UI要素が1画面に収まるようになりました。
Step 4:AIが頭悪い問題
いよいよ本題。AIモードをONにしてしばらく観察していたら……

こんな状態になりました。完全に山です。一箇所だけ高くなって穴だらけ。これは頭悪い。
修正指示:
「AIモード頭悪いけど?」
原因はふたつありました。
①評価関数のウェイトが甘い
穴へのペナルティが -0.36 と低く、高い山を作っても許容してしまっていた。
②現在のピースしか考えていない(先読みなし)
「今のピースの最善手」しか探していないため、次のピースが置きにくくなっても気にしない。
修正内容:
- 穴へのペナルティを
-0.36→-0.90に大幅強化 - 「深い穴」(上にブロックがたくさん積まれた穴)を追加でペナルティ
- 積み高さが14列を超えると急激に増えるペナルティを追加
- ライン消去ボーナスを「二乗」にしてテトリス(4ライン消し)狙いを優先
- 次のピースの全配置を先読みして2手分を評価するルックアヘッドを実装
これによりAIは明らかに整地上手になりました。
AIゲーム開発の感想
今回試してわかったことをまとめます。
良かった点
土台の実装スピードが速い。ゲームのコアロジック(衝突判定・回転・ライン消去・スコア計算)を最初の一発でほぼ正確に書いてくれます。自分でゼロから書くより圧倒的に早い。
UI修正の指示が自然言語でいい。「はみ出てる」「頭悪い」みたいな曖昧な言葉でもちゃんと意図を汲んで直してくれます。
注意が必要な点
スマホでの表示確認は必須。PC上でプレビューしただけでは気づかないレイアウト崩れがスマホで頻発します。実機確認→報告→修正のループが大事。
AIの初期パラメータはお試し値。今回のゲーム内AIの評価関数もそうでしたが、数値は「とりあえず動く値」で出てきます。チューニングは人間側の仕事として残ります。
ダウンロード
作ったゲームはHTMLファイル一枚です。Androidのブラウザでダウンロードしてそのまま遊べます。
まとめ
Claudeへの指示は合計4回、日本語で「作って」「はみ出す」「はみ出てる」「頭悪い」だけ。それだけでAI付きのテトリスゲームが完成しました。
エラーメッセージがでた時も、スクリーンショットを撮って渡すと対応してくれます。
具体的に何をしてるかとか、専門用語は分かりませんが、結果としてゲームは作れます!
AIツールは「完璧なものを一発で作る」というより「ラフを爆速で出して、問題を見つけて直す」サイクルに向いてる、というのが実感です。
特にゲーム系は「実機で動かしてみないとわからない」ことが多いので、サクッと動くものを作ってもらって確認するスタイルが合っていると思います。
以上、ClaudeでAI付きテトリスを作った話でした。
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