前回クロードAIによるチャットアプリを作った経験から、今度は会話を自動生成する恋愛シュミレーションゲームが作れるのでは?と挑戦してみました。
自身や攻略対象の性別年齢も選べます。
「REAL_REN_AI」(要クロードアカウント)
「簡単な質問からシナリオを作り、1年間で恋人を作るシミュレーションゲームを作りたい」。そのひと言から始まったプロジェクトは、キャラクター設定、難易度調整、UIの作り直し、そして配布方法の模索まで、何度も形を変えながら少しずつ恋物語のかたちを成していきました。この記事は、その全工程の記録です。
1. 質問から始まる物語
最初に決めたのは、ゲームの骨格を固める前にプレイヤーに直接聞くことでした。主人公の性別、攻略相手の属性、ゲームの雰囲気を答えてもらい、その回答を土台にして物語の輪郭を描いていきます。
当初は汎用的な設定でしたが、「男性主人公 × 学校の同級生 × ドキドキ胸キュン」という要望から学園恋愛ものへ絞り込むことで、より明確な世界観が生まれました。
2. 攻略できない恋を作る
「みんな積極的にいけば攻略できちゃう?」というフィードバックを受け、ヒロインごとに「好みの選択タイプ」を設定する仕組みを導入しました。
同じ「積極的なアプローチ」でも、相手によっては嬉しいこともあれば、がさつだと感じて引かれてしまうこともあります。あえて引く選択が正解になるツンデレヒロインなど、攻略の深みを持たせました。また、プレイヤーが物語の余韻を味わえるよう、自分のタイミングで次へ進める「NEXTボタン」を設置しました。
3. キャラクターを固定しない

学園ものに限定せず、学校・職場・近所・日常・ファンタジーから舞台を選べるように設計を拡張しました。これに伴い、AIが設定に応じてその場でキャラクターを生成する方式へ変更。誰のどんな物語にも対応できる土台ができあがりました。
4. 名前を変え、季節を整える
アプリ名を「REAL_REN_AI」に改め、ゲーム期間を日本の入学・卒業のリズムに合わせた「4月〜3月」の1年間に設定しました。
さらに、エンディングにはAIが生成する「1年の軌跡」を導入。12ヶ月分の選択履歴を読み込み、プレイヤーの選択を「ただのスコア」ではなく「思い出」として再構成する仕組みです。
5. 配布という壁
Reactのコードをビルド不要のバニラJavaScriptに移植し、単一のHTMLファイルで動くようにしました。AnthropicのAPIキー入力画面を用意しつつ、Claude.ai上で遊ぶ場合は自動検出でプロキシ経由のスキップを可能にするなど、手軽に遊べる方法を模索しました。
6. きらめきと、点滅という名のバグ
「きらめきエフェクト」が画面全体の再描画を引き起こし、点滅してしまうというトラブルが発生しました。これは描画レイヤーを分離することで解決。また、スマホでのタップとホバー演出の衝突といった細かいデバッグを積み重ねることで、ようやく快適な操作性を実現しました。
おわりに
質問に答えるところから始まり、攻略の難しさを設計し、配布の壁にぶつかりながらも歩みを進めてきた「REAL_REN_AI」。点滅やタップ不良といった小さなバグと向き合う時間もまた、この1年間の物語を一緒に書いているような貴重な時間でした。
AIが紡ぐ、リアルな恋愛体験。これからも進化は続きます。


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