ブラックニッカクリアを“熟成”させてみた
「安いウイスキーでもウィスキースティックを使えば高級ウイスキーになる!」
そんなキャッチコピーを見かけ、早速チャレンジしてみました。
ミズナラのスティックを炭窯で焼いた本格的なもので期待大。
今回の実験台は、日本の定番格安ウイスキー ブラックニッカ クリア。
香り付け用のウッドスティックをボトルに差し込み、数日間寝かせて味の変化を観察しました。
実験レポート:ブラックニッカ クリア編
味見はストレートでチビチビ飲んだりハイボールで。
- 0日目:辛い。苦味が残り、正直“いつものブラックニッカ”。
- 1日目:ほんのり香りが移った感じ。けれど辛味と苦味はまだ健在。
- 2日目:スモーキーさがアップ。辛苦いけど、割と「あり」な味に。
- 3日目:だいぶ香りが強くなり、美味しくはなったけど…やっぱり辛い。
説明書きには「3日で完成!」とあったものの、元がライトで辛口な日本の廉価ウイスキーでは限界がある印象でした。
ウィスキースティックの使い回しについて
調べてみると、似たような商品で「繰り返し使える」と書かれているものもありました。
- 1回目 → 3日
- 2回目 → 1週間
- 3回目 → 1ヶ月
- 4回目 → 3ヶ月以上
徐々にエキスが出るのに時間がかかる模様。
ちなみに本場イギリスのスコッチは 最低3年 熟成が法律で義務付けられています。
熟成が数日では追いつけないのも納得です。
次なる挑戦:ホワイトホース!
というわけで次は、同じ安ウイスキーでもスコッチ系の ホワイトホース に挑戦予定。
本場の原酒がベースになっているだけに、ウィスキースティックとの相性も期待できそうです。
まとめ
- ブラックニッカ+ウィスキースティック → 3日で香りは良くなるが辛味は残る
- 短期間で「高級ウイスキー」になるわけではない
- スコッチ系の方が相性は良さそう
安ウイスキーを“ちょっと贅沢な気分”に変える遊びとしては面白いですが、やっぱり本物の長期熟成には敵わない――そんな結論でした。
次回、ホワイトホース編をお楽しみに!
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