栃木県の日本酒の魅力とは?|注目銘柄「仙禽・鳳凰美田・七水」
関東内陸部に位置する栃木県は、豊かな自然と清らかな水に恵まれた酒どころです。
那須や日光の山々から湧き出る軟水、そして酒米の生産地としても知られています。
そこには「下野(しもつけ)杜氏」の伝統技術が根付いて、近年は若い蔵元による革新的な醸造も盛んです。
そんな栃木県の個性的な日本酒3選をお送りいたします。
栃木県の日本酒の特徴
- 柔らかくまろやかな口当たり:軟水を使うことで雑味の少ない優しい味わいに
- 地元酒米・酵母へのこだわり:「ひとごこち」「五百万石」「山田錦」などを使用
- 若手蔵元による挑戦:伝統を守りつつ、新しいスタイルの酒造りが盛ん
注目の日本酒3選
仙禽(せんきん)|株式会社せんきん(さくら市)
自然と共に生きるという哲学のもと、「ドメーヌ化(※水と米を同一水系で揃える)」にこだわった酒造りが話題。
ジューシーで果実のような酸味が特徴で、ワイン好きにもファンが多い銘柄です。
おすすめ銘柄:仙禽 モダン、ゆきだるま
- 白ワインのような酸と旨み
- 自然派日本酒として注目
- 初心者でも飲みやすい一本
レビュー:
「仙禽 モダン」を冷酒で。
ひと口目から驚くほど爽やかな酸味と、桃のような果実感。
後味はすっきりしていて、まるで自然の中で飲んでいるような感覚。
和食より、チーズやサラダとの相性が抜群。
鳳凰美田(ほうおうびでん)|小林酒造(小山市)
フルーティーな香りと美しい旨み。
酒米のポテンシャルを最大限引き出し、エレガントな味わいに仕上げた日本酒。
全国の日本酒コンテストでも高評価。
ゆず酒や紅茶のお酒も美味しいです。
おすすめ銘柄:純米大吟醸 山田錦、芳醇アロマ原酒シリーズ
- 華やかで香り高い吟醸香
- 冷やしてワイングラスで楽しむのも◎
- 贈答用としても人気
レビュー:
「鳳凰美田 純米大吟醸 山田錦」は、とにかく香りが華やか!
グラスに注いだ瞬間からふわっとマスカットのような香りが立ち上り、口当たりもシルキー。
女性ウケもよさそうで、お祝いの席にピッタリです。
七水(しちすい)|虎屋本店(宇都宮市)
宇都宮城下の名水「七つの水」から名付けられた銘柄。
キレとフルーティーさを兼ね備えた新感覚の食中酒として注目を集めています。
おすすめ銘柄:純米大吟醸 愛山、純米吟醸 雄町
- 雑味がなく、透明感のある味わい
- 料理とよく合うバランスの良さ
- 現代的でスタイリッシュな日本酒
レビュー:
「七水 純米吟醸 雄町」を少し冷やして。
透明感がありつつ、口に含むとふわっと米の旨みが広がります。
甘すぎず辛すぎず、刺身や白身魚の天ぷらにぴったり。
味のキレがいいので、食事の邪魔をしません。
まとめ|伝統と革新が光る栃木の酒
お得イチオシは仙禽モダン!
仙禽モダンは、今まで飲んだことの無い甘酸っぱくてジューシーなのにすっきりな日本酒を体験できてお得です。
仙禽は大きく分けて2つあります。
昔ながらの手法にこだわる仙禽クラシックと、最新技術やセンスにこだわる仙禽モダンです。
かぶとむしやゆきだるま等、季節限定ラベルも人気で贈り物にも喜ばれます。
仙禽、鳳凰美田、七水に代表されるように、栃木県の日本酒は「伝統を守りながらも、自由な発想で進化する」姿勢が魅力。
柔らかな水と蔵人の熱意が生んだ味わいを、ぜひ一度楽しんでみてください。
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