八戸酒造の酒蔵見学に行ったので、その様子をレポートします。
見学は八戸酒造のホームページからネット予約可。
訪問日:祝日の月曜日(平日限定ツアーに参加) / 試飲5種:500円
映像で学ぶ酒造りの工程
見学はまず映像による解説からスタート。
お米を洗うところから麹造り、発酵、そして瓶詰めまで一連の流れを映像で学べます。
実際の製造現場は見学できませんが「ここはこういう工程だったのか」と理解が深まりました。
明治時代に建てられた蔵の雰囲気
はじまりは江戸時代、岩手の南部杜氏で酒造りを学んだ近江(おうみ、現在の滋賀県)の商人が八戸にやってきた事がきっかけ。
実際の見学では、レンガ造りの外観やお米を蒸す際の立ち上る蒸気、屋根裏に保存されている古い台帳。
そしてお酒を冷やしている貯蔵庫など、歴史と現場の臨場感をたっぷり味わえます。
試飲レポ(500円で5種飲み比べ)
見学のあとは有料試飲。
500円で5種類の飲み比べができました。
今回のラインナップは以下の通り。
- 蔵限定:八仙 純米大吟醸(特におすすめ)
- 男山 辛口純米
- ひやおろし
- 市販している純米大吟醸
- 地元りんごのシードル(低アルコール)
個人的には蔵限定の八仙純米大吟醸が一番のお気に入り。
口の中で広がる旨味と香りのバランスが素晴らしかったです。
おつまみのキュウリのからし漬けも良いアクセントでした。
お酒を飲まない人向けの案内
お酒を試飲しない人も見学自体は無料で参加可能。
仕込み水の味見もできます。
仕込み水は水道水をろ過した中硬水で、ややしっかりした口当たりです。
銘柄の由来とちょっとした豆知識
「八仙」という銘柄名は八代目社長による命名
中国の伝説的な仙人「酔八仙」と八戸の「八」、八代目を掛け合わせたものだそう。
地元愛と遊び心を感じます。
お土産:酒粕かりんとう
お土産に酒粕を使ったかりんとうを購入。
子どもと一緒に楽しめる素朴な味で、帰宅後に美味しくいただきました。
まとめ
八戸酒造の見学は、500円で学びと試飲がセットになったコスパの良い体験でした。
歴史ある蔵の見学、映像での工程説明、そして何より蔵限定の美味しいお酒を試せることが魅力です。
お酒好きはもちろん、家族連れでも楽しめるおすすめスポット。
- 歴史ある建物と最新の製造設備が共存していて、見ていて楽しい。
- 蔵限定酒等、訪問時にしか買えない銘柄があることが多いので、気に入ったらその場で購入がおすすめ。
- 試飲は少量ずつなので、いろいろ比べたい人にぴったり。
写真ギャラリー
屋根裏に保管された昔の台帳や器具
階段途中にも杉玉
米を蒸す蒸気が立ち上る様子
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